人生の事前研修(?)
海外派遣の事前研修の備忘録。
1、ダブルの危機に遭遇()
やる気の出ない土曜講座も、今日は一味違ってくる。海外研修(以下SEG)の事前研修があるからだ(授業態度?ナニソレシラナイ)
当初の僕のプランでは、「4限終了→ご飯→研修」という流れだったので、そこそこ余裕があるはずだった。しかしだ。授業終了後のことである。恐ろしい宣告()が下された…
「GBICの係の人集まって」
マジかよ。いや確かに明日だけど。今やらなくたっていいじゃないか…ゆっくりご飯食べるはずだったのに…
かくして初めの100倍くらいタイトスケジュールになり、CAI室にダッシュすることになった。よかった。ギリギリ間に合ったよ。
「班ごとに座りなさい」と言われたので班メンバーを探す。...?2人足りなくない?
「テニス部だから公欠だよ」
無慈悲すぎませんかテニス部。4人中2人消えたよ。
他にも「班の番号なんだっけ」とか小規模なトラブルもあったものの()まあ何とか間に合った。というより間に合わせた。
2、「プレゼンテーションはプレゼント」
今回の講師のリバネスの方々にお会いする。
びっくりした。若い。めっちゃ若い。
年齢的な意味もあるけど、なんと言うか、僕達の世代と感覚が近そう。
最初の講義で言われたのが、「プレゼンテーションはプレゼント」。
「バレンタインみたいに相手の興味を引くものを渡して、相手に"行動"してもらうのが目的なんだよ」確かに。
「楽しみにしてます」と言われて、プレゼン作成スタート。
3、「ハムスター優先でしょ!」
プレゼンのテーマは、「バイオインスピレーションのアイデア」。動物の特徴を人工物に生かすやつ。(蚊の注射器的なね)
で、僕達の発表したのは「ハムスターの頬袋の伸縮性のある構造を、人工膀胱や人工子宮に生かす」ってプランだったのだが…
とにかく、語彙が専門的になりすぎる。
「膀胱ってなんだっけ?」「使った事ない…」みたいな有様。
というわけで、画像を探し出して図に逃げることにしました(笑)
テーマ設定5分+作成25分の英語プレゼンはとにかく時間が無い。必死に子宮の画像を探してる僕に、同じ班のメンバーは
「ハムスター優先でしょハムスター!」
おい、(´^∀^`)そりゃねえっすわ!
4、( ゚∀゚)o彡°発表!発表!
一応無事スライドを作り終えて、発表の時間。
なんと、トップバッターになってしまいました(運が悪い…)
結果はまあまあ上手くいった…と信じたい。「分散する」が出てこなくてテンパったり、後で「何でハムスターなの?」って突っ込まれたり、不備はあったけど。 「なんとなく、クリスタル」ならぬ「なんとなく、ハムスター」みたいな感じで選んだんだよ!悪いか!()
他の班の発表を聞いてると、「コウモリの免疫系を人間に利用する」「キツツキから考える圧力を逃がす方法」みたいな感じで範囲が多岐にわたっていて、ただただ凄いなあ…と。
特に2年生の方々が二枚も三枚も上手だった。来年はあんな風になりたいな…憧れる。
5、スペシャリストorマルチプロフェッショナル
発表後は、講師(ネイティブ)の先生(エジプト出身らしい)の話。
いや、とにかくパトスの塊(失礼)
「研究者のジレンマ」ってテーマで話をしてたんだけど、めちゃくちゃエネルギッシュだった。
話の内容としては、「一つの分野に特化するか、様々な領域を学ぶか」みたいな話だったんだけど、結局後者を選んだその人が「自分が何にも優れていないような感じがする時がある」って言ってて、ちょっと刺さった。
僕もめちゃくちゃ強い教科は存在しないから、総合力(数学は劣る)で勝負するしかないからね()
という訳で、僕達生徒はいつの間にか、人生における重大な選択の話を聞いていたらしい。「医者になりたいけど得意なのは文系」って質問にも共感する所が沢山あって、単なる「海外研修の準備」の枠を超えた何かを感じた。
多分人生の選択では「知っておいた方が有利になる情報」とかが後からしれっと出てくるんだろうなあ、それでいつの間にか引き返せなくなってるのかなぁ…と常日頃不安に(?)思っている僕にとってはとても良い機会だったと思う。
まとめ
プレゼンの技巧的な話以上に、進路選択(今は文理)について考えていた気がする。どちらに行っても英語が必要なのはきっと変わりないから、今は英語頑張らなきゃ!(駅で恵方巻きを外国人のお客さんに英語で売ってる店員さんを見つけた)
※昨日のブログを見た友人の一言
「質問箱ってほぼ悪口箱だよね」